橋下徹は政治家に戻るべきだ

橋下徹が政治家を辞めたのが2015年。現在は、有料メルマガを書いたり、テレビのコメンテータをしたり、彼自身の生活は充実しているでしょう。政治家として発信しなければ、不本意な批判をされることもなく、面倒な論争に巻き込まれることもない。ときどき炎上するツイートをして、気分転換でもしなければ、基本的には信者しか周りにいない状況になっていくでしょう(こういうふうに書くと、証拠はあるのか? 憶測だろう! とおしかりを受けそうですが…)。

信者が取り囲み、生活の基盤も弁護士としての活動と、有料メルマガやタレント活動の高収入によって支えられ、人生を悠々自適、謳歌していることでしょう。お子様も高校生や大学に進学する頃でしょうから、手がかからず、自分の時間を持って快適な日常・休暇を過ごしていると思われます。

 

いずれも、憶測です。

 

しかし、彼ほど弁舌が立ち、勉強家で、知識もある人間が、普通の人と同じレベルにいてよいのでしょうか。余計なお世話かもしれませんが、そのめぐまれた能力は使ってこそ、煌めくはずです。普通の生活をしていても、劣化することはなくても、光ることはないでしょう。

 

橋下徹は、政治の世界に戻るべきです。大阪が破綻する状況を防ぎ(本人も認めていますが、V字回復はさせていない)、大阪市民の政治感を鋭く尖らせた。人を動かし、人の意識を変える行動力は、現在の日本の政治に必要なことではないでしょうか。トランプまでは届かないまでも、同じ方向で日本を変えられる逸材であると思います。また大人の喧嘩ができるという意味でも、今の政治家が持っていない良い資質だと思います。

 

政治家は人の気持ちを動かし、社会を変える宿命を持っています。次世代の政治家でそれができる人材がどの程度いるか……小泉純一郎の息子、小泉進次郎に、他は誰がいるでしょう。街頭演説で人を引きつけられる政治家が、いったい何人いるでしょうか。

 

本日は、衆議院選挙の最終日です。明日は投票日。この2週間、帰宅途中の駅である政治家の応援を何度も聞きましたが(正確には横目に見ただけである)、本人が来たことは、私が見る限り一度もありません。市民の応援団体が、応援しているだけで、本人が街頭に立って演説をしていないのです!

別の政治家(立候補者)は、2週間のうち、1度だけ駅でチラシを配っているところを見ました。正直なところ、そのチラシを配っている人が、ほぼ確実に勝つだろうと予想される地域です。比例で当選できるから気にしていないのかもしれませんが、はっきり行って、小選挙区で、比例を使わずに勝てることをして、初めて比例で当選する勝ちがあるのではないでしょうか?

市民団体に応援だけさせて、本人は比例で当選できるから、街頭に立つこともしない。もともと、勝てる見込みもないわけですから、たしかに合理的な判断です。でも、「だから指示されない」ということを肝に銘じるべきではないでしょうか。

そういう意味でも、人を動かし、支持される人物である橋下徹は、政治家に戻るべきだと考えます。比例などというくだらない制度にあぐらをかいて、街頭で自分の言葉で語ることも出来ない無能な政治家を蹴落とし、正しい流れを作って貰いたいものです。